こんにちは。群馬県佐波郡を拠点に、関東一円で定期便やスポット便、チャーター便などを手掛けている株式会社群馬ドリームです。
トラックの長距離ドライバーは、物流の主役として社会を支えている重要な存在です。学歴や経験に関係なく活躍しやすいというメリットもあり、興味のある求職者の方も多いでしょう。
一方、「長距離ドライバーはきつい」というイメージがあることから、敬遠されがちなのも確かです。しかし、最近では国や業界も改善に向けて動いており、働きやすい環境が整いつつあります。今回は、トラック運転手の現状やきついといわれる理由、魅力や今後の見通しについて解説します。
■トラック運転手の現状
就職活動をする時は、希望する業界の実情を知っておくことが大切です。そこでまずは、近年のトラック運転手を取り巻く状況を確認しておきましょう。
・人手不足・ドライバーの高齢化
近年の流通業界は、トラックドライバーの人手不足に悩まされています。ピーク時の1995年には約98万人のトラックドライバーがいましたが、その後は減少が続き、2015年の時点で76万人にまで減少しています。
また、高齢化の進行も深刻です。厚生労働省の調査によると、2015年における大型トラックドライバーの年齢構成比は、40歳~49歳が40.3%、50歳以上が38.6%となっています。つまり、ドライバーの大部分は40歳以上なのです。これは、若い求職者を獲得できていないことを示しています。
すでに需要に対して供給が足りていない状態ですが、このままドライバーの減少が続くと、2027年の時点で-25%の需給ギャップが発生すると推測されています。ここまでドライバーが不足すると、物流に大きな支障をきたすのは間違いありません。社会の維持に関わる重要な問題であり、早急な改善が望まれています。
・物量の増加
近年ではネット通販などのEC事業が急成長したのに加え、新型コロナウイルスの感染拡大で生活習慣が変容したこともあり、物流が急速に増加しています。また、日本では納期の厳守率が非常に高く優秀である一方、再配達率も10%強と高く、配達効率の悪さやドライバーの負担の大きさが指摘されています。
このように、最近の物流業界は「ドライバーが減ってきているのに仕事は増えている」という状態になっています。これは大きな問題ですが、トラック運転手を目指す方にとってはむしろチャンスです。今から就職すれば、仕事の獲得に困らず安定して働けるでしょう。
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■長距離ドライバーがきついといわれる理由
トラックの長距離ドライバーは、社会にとって重要な仕事でありながら、「きつい」と言われ敬遠されることもしばしばあります。その理由の多くは、長距離ドライバー特有の事情によるものです。長距離ドライバーがきついと言われる主な理由をご紹介します。
・生活リズムが不規則になる場合がある
会社のシフトや配送ルートによっては、勤務時間が不規則になる場合があります。朝早く出発する日もあれば、深夜から出発する日もあるからです。休日もシフト制の会社が多く、常に一定のリズムで生活したい方にとっては、少々きついかもしれません。
・拘束時間が長い
長距離ドライバーは、他の職業に比べると労働時間が長い傾向にあります。加えて、運転席に座りっぱなしの時間が長く、自由に動きづらいことをきつく感じる方もいるでしょう。
また、荷主や施設側の都合で待機しなければならない「荷待ち時間」も、ドライバーの負担を大きくしています。待機中は仮眠を取るわけにもいかず、無駄な時間を過ごしていることにストレスを感じやすいのが実情です。
・事故のリスクがある
トラックの運転中は、どうしても事故のリスクがあります。特に長距離ドライバーは高速道路を走る時間が長く、一般道を走る人よりも事故のリスクが高くなります。加えて、自分自身がどれだけ気をつけて運転していても、いわゆる「もらい事故」のリスクはなくなりません。ただ、最近ではドライブレコーダーの搭載が標準化され、事故の責任の所在などは確認しやすくなっています。
■長距離ドライバーに向いている人とは?
トラックの長距離ドライバーを目指している方の中には、自分が本当にドライバーに向いているのか気になる方もいるでしょう。そこで、長距離ドライバーに向いている人材像をご紹介します。以下のような特徴のある方は、長距離ドライバーの適性がありますので、ぜひ参考にしてください。
・運転が好き
トラックドライバーの仕事の大部分は車の運転です。1日に何時間も車を運転することになるため、運転自体が好きであることは重要な素質といえます。
・1人で作業することが苦ではない
トラックドライバーは、基本的に1人で働く仕事です。そのため、1人で長時間過ごすことを苦痛に感じない人が向いています。何でも自分1人でやり遂げたい人、1人で黙々と仕事に励むのが好きだという人にはピッタリです。
・時間をきちんと守れる
配送業務では、荷主様から指定された時間と場所に荷物を届ける必要があります。そのため、時間をきちんと守れる能力は必須です。何事にもルーズでなく、スケジュール管理や自己管理をしっかりと行える人は、トラックドライバーに向いているといえます。
■長距離ドライバーは魅力もたくさん! 労働環境も改善されつつある
トラックの長距離ドライバーはいろいろ大変なこともありますが、それ以上に多くの魅力があります。また、長年の問題だった労働環境も、国や業界の取り組みによって改善されつつあるのです。ドライバーの魅力と、近年推進されている働き方改革について見ていきましょう。
・トラック運転手の魅力
トラック運転手は1人で仕事をする時間が長い分、人間関係にあまり困らないのが魅力です。スケジュールさえ守れば仮眠や昼食なども自由なので、他の職業よりも自由が利き、自分のペースで働くことができます。
また、ドライバーは働けば働くほど給与に反映され、稼げる仕事です。これは、運行手当や長距離手当、時間外手当といった変動給の比率が高いことが関係しています。前述した通り、近年の物流業界は人手不足なので、仕事の獲得には困りません。意欲さえあればどんどん働いて稼ぐことができます。
そしてトラックドライバーは、物流を通じて社会を支えている、とてもやりがいのある仕事です。1日の仕事を終え、空になった荷台を眺めた時は、「今日もがんばった!」という大きな達成感を味わえるでしょう。
・運送業の働き方改革
運送業界ではさまざまな働き方改革が推進されていますが、特に大きな変化は時間外労働の上限規制です。2024年4月からは、時間外労働に対して年間960時間の上限規制が罰則付きで適用されます。人手不足や待機時間の長さなどの事情により、長時間労働が常態化していた物流業界ですが、今後は改善されていくでしょう。
また、同一労働同一賃金に関する取り組みも進められています。大企業では2020年4月1日から、中小企業では2021年4月1日から、同一労働同一賃金のルールが適用されました。これにより同じ仕事をしているのに正社員と非正規社員で給与や待遇が違うと言った問題が原則として解消されたのです。
その他、月60時間超の時間外労働の割増賃金率の引き上げ(25%→50%)や、年5日の年次有給休暇の取得義務付けなど、多くの改革が実施されています。今後はさらに改革が進み、より働きやすくなっていくことが期待されます。
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■まとめ
トラックの長距離ドライバーは、今の社会に最も必要とされている仕事の1つです。物流がストップすれば、社会を維持することはできません。今後はドライバーの人手不足が加速すると考えられ、重要性がますます高まっています。
長距離ドライバーは人間関係をあまり気にせずに働きやすく、がんばった分だけ稼ぐことができ、人手不足ゆえに仕事の獲得に困らないのが魅力です。労働環境の問題も、近年では改善されつつあります。トラックドライバーになるなら、まさに今がチャンスです。興味のある方は、トラックドライバーに挑戦してみてはいかがでしょうか。
■群馬ドリームは事業拡大中! 昨年末に相模原営業所をオープンしました!
群馬ドリームは、群馬県を拠点に関東一円で活動する運送会社です。業績好調のため、2022年末には相模原市に営業所をオープンしました。現在はさらなる事業拡大に向けて、トラックの長距離ドライバーとして働いていただける方を募集しております。
弊社は大手飲料メーカー様から多数のご依頼をいただいており、安定した仕事量があるのが強みです。一人一車制のため、自分のペースで業務に臨むことができます。定着率が高いのでドライバーの勤続年数が長く、頼れる先輩が多いため、わからないことがあれば何でも質問するといいでしょう。
また、全車両にドライブレコーダー・GPSを導入済みで、ドライバーの安全と効率化のために走行管理を実施しています。性別や年齢を問わず、仕事の成果をしっかりと評価する社風で、女性ドライバーも活躍しており安心して働ける環境です。有給休暇の取得も推進しており、休みたい時に休みを取得できます。
家族のためや自分のためなど、稼ぎたい理由はそれぞれですが、仕事をがんばった分は給与としてしっかり還元いたします。もちろん、ワークライフバランスを重視した働き方もOK! ご家族やご友人との時間を大切にしたい時は、連休を取得することも可能です。ドライバーの仕事にご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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